個人間の売買など例外を除いて中古車を売るときにはほぼ査定を受けることになります。
査定で買取金額が決まるのですから大切です。
査定の時、査定士はどのような点を見ているのでしょうか。
事前に対策しておくことで査定額が上がるようなものがあれば知っておきたいですよね。
査定時のポイントを減点になることや事前に対策しておくことで査定額がアップするようなことを交えながらみていきましょう。
主に減点対象となるのは修理した所
これは当然と言えば当然ですが修理した所は減点対象となります。
しかし、【修理歴あり】と判定されるかどうかについては必ずしも修理したからといって修理歴ありとはならないケースもあります。
どういうことかと言うと、
「ちょっと擦ってしまった」
「少し凹んでしまった」
という修理をした経験がある方もいらっしゃるかもしれません。このような少しの外装の修理に関しては修理歴ありと判定されることはほとんどありません。
では、どのような修理が修理歴ありと判定されるかと言うと車の骨格部分に損傷があったり、交換、修理したあとがあるものです。
車の骨格とはサイドメンバーなどのフレーム、ピラー、ルーフパネル、フロアパネル、トランクフロアパネルなど文字通り車の骨組みとなっている部分です。
フレームが曲がっていると真っ直ぐ走らないなど車として根幹的な部分なのでこれらに問題がないか厳重にチェックします。
フロントフェンダーとボンネットの間や、リアフェンダーとトランクの間の隙間に左右差があったり、板金塗装した跡があったりすると交換あるいは修理しなければならない何らかの要因があったとみなし、調査していきます。
そして、それらがフレームなどの骨格部分に影響していないか内部まで調べていき最終的に修復歴ありとするか、なしとするか決めていきます。
エアロパーツはどう評価される?
やはり純正の方が評価は安定しています。自動車メーカー系のパーツの場合は評価されるケースもあります。
社外品のパーツは評価されにくいとも言われていますが買取業者によって評価は異なります。純正パーツを残しているなら査定時に伝えましょう。
タイヤの残り溝
タイヤのメーカーやグレードなどは査定時に影響は少ないです。しかし、溝に関しては4mm以下の場合には減点対象となります。
ポリマーコーティング
ポリマーコーティングしていると外装をきれいに保つことができ経年劣化なども軽減することができます。定期的にポリマーコーティングしている場合は外装の評価が高くなるので証明できるものを用意しておくとよいでしょう。
内装の評価
査定において内装の評価も重要なポイントです。
- 喫煙していない
- ペットを同乗していない
- 強いにおいや目立つ汚れがない
これらが揃ってプラスマイナスゼロの状態からの評価になります。たばこの臭いは減点対象となります。
そして、犬などのペットの毛ですが、掃除機をかけていても残っている場合があります。査定前にもう一度入念に掃除することが大切です。
シートについてはシミなどの汚れ、穴などがないか、へたり具合、色あせなどをチェックされます。オプションでレザーシートにしている場合は評価が上がります。
カーナビに関しては評価されるのは3年以内の新しいモデルを装備している場合です。
3年以上前のモデルはほとんど評価されません。反対にカーナビを外してしまうと減点対象となります。
内装については事前に掃除するなど出来るだけきれいな状態にしておきましょう。
そして、車の状態、装備など自分でよいと思っている点については積極的にアピールしましょう。評価につながる場合もあります。